陶器のお手入れ&楽しみ方・中央アジア・ウズベキスタン・リシタン陶器(土もの)、金つぎ等

しまろぜ文庫・第一号『リシタン陶器の伝統と矜持』では、しまろぜにて取り扱い販売リシタン陶器の作り手・バフチヨルさん、ディヨールさんの作品や釉薬イシコールのお話

陶器と磁器は、材質としてはっきり違いがわかるのは、磁器は光を透過させます。後ろからランプの光を当てるとわかります。陶器は磁器にはない、生地の温かみ、手にした時の重厚感、どっしりした安心感があります。また、ガラスに比べると、茶器で楽しむ時は、中の飲み物が冷めにくく、外側に温度がじんわり伝わり持ちやすいです。

ハンドルの形は、イギリスやヨーロッパの磁器メーカ^は外側に向かう「ブロークンループハンドル」などが現在も多いようです。ディヨールさんが取り組むリシタン陶器のカップのハンドルは、丸みのある「リングハンドル」になっていて、コロンと輪になって指や手に馴染む形です。

 

うつわの表情を大切に、使用上問題がないかといった実用面を勘案し、当店では良品としたリシタン陶器を皆様に販売ご提供しております。

貫入は、陶磁器の表面に入る模様のようなもので、日本でも多くの産地名産品の陶磁器でおなじみの方も多いかと思います。経年の使用による貫入を好まない場合は、最初に使用する前に「目止め」をされることもお勧めします。

小さな穴(ピンホール)は、素焼き素地に有機物(小さなホコリ)や空気が、焼成した後に残る場合にできたものです。

釉薬は、手作業でかけられているため、裏面や底部分等、かかっていない箇所もあります。釉薬のかかり方が均一でないからこその味わい、そして色むらもあります。焼成の時に、窯の中の場所により温度が異なり、出来上がった色合いが多様(深いブルー、淡いブルー、やや緑がかった色合い等、イシコール釉薬の魅力)となります。

絵付けや染付は、リシタンの工房で陶工職人が描いているものです。手による絵付けの味わい、一点物となります。釉薬が垂れる、ハネた後といった器ものは、器の景色として実用に耐えるものは良品としております。

成形は、人の手で出来上がったものが完全一致の長さや大きさとならないため、大きさや高さは一点づつ異なります。(置いた時に素地の状態などで、もし多少のゆらぎ、が気になる場合、通常のお手入れのひとつとして、釉薬のかかっていない箇所でしたら紙やすりなどで軽く削っていただくと調整できます。)

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【2026年からの新しい試み】

弊社で販売取扱のリシタン陶器は、輸入総代理店ニッポンド(ウズベキスタン窯元や作家さんの検品を通過)商品を再度検品、そして一点物の器に「金つぎ」など施したものも販売いたします。

「金つぎ」は漆器の職人の方々(継ぎ師さんや蒔絵師さん)にお願いしております。天然本材料(漆をベースにした修復)、最終工程には金粉や銀粉を蒔いて仕上げております。(上擦り漆でマニキュアのトップコートのように粉が飛びにくい仕上げ)

【疑似的な金つぎ、との違い】合成樹脂・合成接着剤・金ペイントを使用した「疑似的な金つぎ」が、近年急速に普及しております。趣味的な集まりでこのような方法を伝え合うような楽しみもあるかと思いますが、弊社がリシタン陶器に施す場合の「金つぎ」は、口を付けたり料理を盛り付けたりする場合の日常使用に耐えられるよう、本来の伝統的な「金つぎ」専門家の方に修理していただいております。

【仕上がった金つぎの留意点】(金つぎをお願いしている専門店からのメッセージ↓↓)

 金粉部分は漆が固まる前に粉を蒔き付着させ、その上から薄く漆をコーティングする実用性の高い方法を採用しております。しかしながら天然素材のため、使用の内に摩耗していきますが、下漆が透けてくる様も風情としてお楽しみいただけますと幸いです。〈お手入れ〉なるべくは触らない様、洗う際はその部分を水で流す程度が最上です。もちろんスポンジで洗ってもすぐに剥がれる様なことはございません。

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専門職人の方による「金つぎ」その器の景色が変わるような新たな魅力も

(愛用している私物です、古備前ぐいのみ、唐津焼醤油さし)

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しまろぜ

川崎まさみ

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