「アフガニスタンから届いたスザニ刺繍展」(12月7~11日)の刺繍布は、中央アジアでも広く製作されていたスザニ刺繍という手仕事です。壁面に展示していた刺繍布はとても古いもので、日常生活で使われていた様子がよくわかるものです。写真の刺繍も拡大して見ていただければわかりますように、刺繍の前に図案を布に描いた線が少しはみ出ているものが見えます。これらは販売する目的ではなく、お嫁入りする娘のために長い年月かけて祖母や母といった親族の女性たちが作り上げたもので、一生使われていたとか。会期中は「お母さんたちが娘へ渡した手仕事を見て、アフガニスタンに親近感が感じられた」という声をいただきました。一人でも友人がその国や地域にいること、生活する人たちの様子が感じられること、手仕事が黙々と伝えてくれる力を感じました。また、今後はHIYOHAMAで同じく手仕事の刺繍として知られるノクシカタのポーチも扱っていこうと準備しております。ラップ帽や小物を入れて旅行などの使いやすさなどご提案したいと思います。